ILAJ設立にあたり
今世紀以降、ストリーミングの台頭と技術進化の波でレコード音楽の消費と流通形態が大きく変化し、世界のレコードビジネスは大きな転換期を迎えました。
国内偏重型の市場規模も、国や地域の枠を超えて拡大する中、これまでCD等のフィジカル商品を中心に成り立ってきた日本のレコードビジネスにも大きな変革が求められています。
世界のレコード産業は、グローバル規模のリソースとインフラで市場の6割以上を占めるメジャーレーベルと、欧米の大手IT企業によるDSPを中心に、その経済圏が進化し続けています。
これからの独立系レコード事業者は、より密接に連携することで知見やリソースを共有し、グローバル規模での事業者間ネットワークを構築することで、次世代に向けた持続可能なビジネスモデルを構築することが求められています。
こうした環境変化の中、国内資本のレコード事業者による業界団体、Independent Label Alliance Japan(ILAJ)が設立されました。
ABOUT US
ILAJ is the voice of the independent recorded music sector in Japan.
ILAJ 概要
1.団体名称 |
Independent Label Alliance Japan (ILAJ) |
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2.設立年月日 | 2024年1月1日 |
3.設立時会員社(順不同) |
ビクターエンタテインメント株式会社 株式会社ポニーキャニオン コロムビア・マーケティング株式会社 キングレコード株式会社 日本クラウン株式会社 株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ 株式会社バップ 株式会社テイチクエンタテインメント 株式会社フォーライフミュージックエンタテイメント |
ILAJのミッションと
プライオリティ
ミッション(設立理念、行動指針)
ILAJは独立系レコード事業者の代弁者として、教育、権利擁護(アドボカシー)、ネットワーキング等の活動を通じて、セクター全体の持続的成長の支援と、グローバル市場における競争環境の整備を推進します。
プライオリティ(中期的な優先課題事項、以下順不同)
- グローバル市場での原盤収益の最大化
- ミュージックビジネスのDX推進
- テクノロジーの利活用によるイノベーション創出の活性化
- 独立系レコード事業者のグローバルネットワーキングの促進
- 次世代ミュージックビジネスのリーダー育成